「先生、今彼氏と絶賛喧嘩中なんですけど・・・」
「別れるかどうか、一向に決まらなくて。彼はどっちでもいいみたいで正直落ち込んでいます」
今回相談に来てくれたのは、都内の雑貨店オーナーのミキさん（37才）です。
ミキさんは７年ほど交際している彼氏がおり、長い間同棲もしています。
そろそろ結婚に進みたいなとミキさんが思い始めた頃、その話を彼に伝えてみたそうです。
しかしながら、どうも要領を得ません。
話題を変えられたり、ゲームをしだしたり、「疲れているから」と打ち切られたりしてきたのだとか。
このやりとりが何度か繰り返されたのち、今回の大喧嘩につながり、とうとう「別れるかどうするか？」というところまできたそうです。
「俺はどっちでもいい」と言われると、なんだか他人行儀みたいでショックですよね。
付き合うか別れるかは片方だけの意思で決めるものではなく、二人でしっかりと決めること。
それなのに、大事な決断を女性側に押し付けて自分は知らんふり・・・なんて、自分勝手すぎます。
今回は、ミキさんのように「彼氏に別れても別れなくてもどっちでもいい」と言われて困っている女性へ向けて、記事をまとめました。
テーマは以下の３つ。
- 【男性心理】「別れても別れなくてもどっちでもいい」の本音とは？
- 【判断基準】「どっちでもいい」という彼氏とはもう別れた方がいい？
- 【やり直したい】どっちつかずの彼と、もう一度やり直すには？
彼とこれからもラブラブでいたい、けどその気持ちが自分だけだったらつらい。
きっとあなたは葛藤している途中なのだと思います。
でも、大丈夫です。
この記事は、彼とあなたが離れずに再びラブラブになれることを着地点として書き進めてあります。
ですので、諦めずにいい方向へと進んでいきましょう。
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目次
「別れても別れなくてもどっちでもいい」と言う彼氏の心理
最初の項目では、「別れても別れなくてもどっちでもいい」というセリフを述べた彼の「本当の気持ち」「男性心理」についてみていきましょう。
「どっちでもいい」ということは、別れてもいいんだ・・・
と落ち込んでしまう人も多いのですが、結論を先に言ってしまうと、彼はあなたと別れるつもりはありません。
ですので、まずは一呼吸置いて、安心していただけたらと思います。
別れるつもりがないのに、なぜ「どっちでもいい」というのか。
その心理について、今から順番に解説していきます。
「別れても別れなくてもどっちでもいい」の本音は３つあります。
①答えが見つからないから、どっちとも言えない
「別れても別れなくてもどっちでもいい」という彼の本音は、リアルに「どうするのがベストかわからない」といった気持ちがあります。
ヤケクソになっているわけでもなく、別れたいからそう言っているのではなく、どちらが正解なのかがわからないから、「どっちでもいい」という言葉に逃げたのだと思います。
一生懸命ベストな答えを探すけれども、なかなかいい方法が思いつかずにいる。
本当は別れたくないけれど、別れた方がお互い解放されるのなら、それはそれで仕方がないと考えている一面もあるでしょう。
あなたと彼がこのような流れになったのは、二人が解決できなかった大きな原因があるからですよね。
きっとお互い、「相手が妥協すればいい」と思っているからこそ、別れ話に繋がってしまったのだと思います。
できるなら別れたくない、そう思うのはあなただけではなく彼も同じです。
別れに逃げるのではなく、できるだけお互い歩み寄り、あなたが妥協できるのならばしてあげましょう。
彼に対して嫌なことがあり、そこを改善してほしいのならば、あなたが妥協してからでも遅くはないはずです。
②何も考えたくないからそう言った（めんどうくさい）
ひと言で言うなら、彼は「めんどうくさい」のでしょう。
先に述べたように、彼は別れることを本気では望んでいません。
しかし、この別れ話につながること自体が彼にとってはめんどうに感じ、できるなら早く終わらせたいと考えているのかもしれません。
- 「こんなことで、いちいち別れ話につなげるな」
- 「そもそも別れたいのはそっちの方だろ？」
- 「別れることばっかりじゃなくて、他の道を探そうよ」
このセリフに似たような言葉を彼に言われたことがあれば、この「②何も考えたくないからそう言った」が該当するでしょう。
彼が気だるそうな態度をとっていると寂しく感じて、つい別れの方向へと話を進めてしまう女性も多いですが、これは仕方のないことです。
ですが、もし彼にそのような対応をとられたら、向き合ってくれるまでは放置するのが、ベストな方法かもしれません。
何かを言い続けても今相手は聞く耳を持ってくれないでしょうから、彼が動いてくれるまで、じっとしていましょう。
体力を消費せずに済みますから。
③自分の意志よりあなたの意思を優先したいから
彼は、あなたの気持ちを尊重したいのかもしれません。
例えば、あなたが別れたいならそれに従いたい、あなたが別れたくないなら別れない、そのような気持ちでいるのだと思います。
上の①や②と違って、③はあなたへの尊重がみられます。
あなたの気持ちを無理に押しつぶしてまで、自分の意見を通そうとは思わない。
つまり、あなたファーストなのです。
男として自分の意志がないのは少し物足りないところではありますが、彼はあなたのことが嫌いだとか、うとましいとかは一切思っていません。
大切だからこそあなたの気持ちを優先して、結果「どっちでもいい」と言う答えが出た、ただそれだけです。
となれば、あなたは自分の気持ちを貫いてもいいのではないでしょうか？
彼があなたを信頼して委ねてくれたのです。
「好きだから別れたくない」
これで十分だと思います。
「別れても別れなくてもどっちでもいい」と言う彼氏と別れるかの判断基準
もちろん前項でお伝えしたように、彼は別れる前提で言ってきているわけではないので、あなたが別れたくなければこの基準は無視しても構いません。
もし彼との付き合いで違和感が出てきた場合には、その時に初めて参考にし、最終判断をとってくださいね。
「どっちでもいい」と言う彼氏と別れるか別れないか？判断基準は全部で３つあります。
別れるかどうかの決断を迫ってくるなら別れる
別れ話が出た際に、彼の方から「で？別れるの？別れないの？」と執拗に迫ってきた場合は、別れを選んだ方がいいかもしれません。
なぜなら、全ての責任をあなたにとらせようとしているからです。
もしあなたが「別れない」を選んだ場合、次に喧嘩して別れ話になった際には
「だからあの時別れときゃよかっただろ、お前のせいだ」
と言われます。
もしあなたが「別れる」を選んだ場合、彼は
「最初から別れたかったんだろ。俺のこと大切に思ってなかったんだな」
とあなたを責めてきます。
どちらに転んでも、あなたは彼に褒められることはないのです。
それならば、彼に答えを迫られた時点で、即座に「別れ」を選んだ方がいい。
そうでないと、あなたは彼と一緒にいる限り、ずっと傷つく言葉を言われます。
これまでの彼の言動を思い返してみてください。
自分の意志がないくせに、あなたが選択したものに対してケチをつけてきていませんでしたか？
もし思い当たることがあるなら、彼をフォローする気持ちを捨ててでも、自分を守る選択肢をとってください。
あなたが頑張ったり自分を変えたりする時間を、彼に捧げる必要はないのです。
３ヶ月間同じ状況なら別れる
別れ話が出た時の二人の関係が、３ヶ月以上続いているのならば、この際思い切って別れを選んでみてもいいでしょう。
例えば、二人の関係が冷めきっていて、どちらも行動しない・改善しようとしないのならば、この先も状況は変わりません。
彼の言う「別れても別れなくてもどっちでもいい」という気持ちは、この先もずっと同じ。
大きなきっかけがあれば変わるかもしれませんが、３ヶ月以上も同じ関係性が続いているなら、きっと「やっぱり大好きだから離れたくない！」とはならないでしょう。
あなたも薄々わかっているのではないでしょうか。
彼との未来がないことを。
彼のことが大好きで、絶対に別れたくない！と思うなら、別れる必要は一切ありません。
幸いなことに、彼も別れたいとは思っていませんから。
しかし、刺激のない・成長のない関係性はこれからも続きますし、それに対して文句は言えません。
そのような関係でもいい、刺激がなくても愛情を感じにくくても、このまま付き合っていたい・・・そう思うのならば、今の彼を肯定してあげましょう。
「どっちでもいい」と言う彼に対し、怒る必要もないのです。
完全にあなたに興味がない場合は別れる
彼があなたに対し全く興味関心がないのならば、この際別れてしまいましょう。
虚しいだけです。
興味がないというのは、あなたが何を話しても「へ〜」で終わることや、質問を全くされないこと、約束を覚えていないこと、目を合わせないことなどが該当します。
そんな関係、続ける意味はありますか？
彼の瞳にあなたが映っていない。
もしあなたも薄々そう思っているならば・・・あなたは一体誰と付き合っているのでしょうか。
恋愛は、相手と意思疎通ができて初めて成り立ちます。
「まぐわい」と言う言葉がありますが、これは漢字で「目合」と書きます。
意味は「目を合わせて愛し合う、セックスをする」なのですが、あなたと彼はこれをできているでしょうか？
もしできていないと思うなら、（言い方が厳しいですが）彼とあなたは愛し合えていません。
男性は愛情表現がわかりにくいと言われますが、体を重ねている時くらいは、目を合わせるもの。
それがないと感じるなら、この機会に別れましょう。
あなたと「目合」の関係になる素敵な男性は、他にちゃんといますから。
「別れても別れなくてもどっちでもいい」と言う彼氏とやり直すには？
一つ前の項目で「私は彼と別れた方がいいんだ・・・」と落ち込んでしまった人も、念の為目を通しておくといいかもしれません。
自分が納得しなければ、結局別れを相手に伝えることはできませんから。
ならば、最後まで読んでみて、読了後のあなたが決めればいいのです。
彼と再びいい感じの関係になるために押さえていただきたいポイントを３つお伝えします。
ポイント①：答えを迫らない
「■「別れても別れなくてもどっちでもいい」と言う彼氏と別れるかの判断基準」で、彼があなたに別れるかどうかを迫ってきたら別れましょう、と言いました。
これは反対でも同様です。
あなたが答えを迫ると彼は一目散に逃げてしまうので、絶対にオススメしません。
男性が彼女を雑に扱うようになるのは、だいたい交際してから３ヶ月あたりといわれています。
この３ヶ月で何があるかというと、女性が謙虚さを忘れて男性に何でもかんでも言ってしまうようになること。
付き合った最初の方はしおらしくて優しくて、なんでも受け入れてくれる彼女。
しかし、３ヶ月を過ぎるあたりには、ズケズケと思ったことをそのまま言ってきて、男性のプライドがズタズタ。
要は、女性側が遠慮なく物事を言うので、男性側も適当・雑に扱ってしまうようになるということです。
話を元に戻します。
あなたと彼がギクシャクしたのは、あなたが彼に「言ってはいけないこと」を言ってしまったからです。
例えば
- 「別れるか別れないかも決められないの？意志弱いんだね」
- 「なんのためにここまで付き合ってきたの？」
- 「そうやって逃げるんだ。男らしくない」
など、彼の性格をなじるような言い方をしていたとすれば、彼はあなたとの恋愛を放棄します。
まさに今、そのような状態ではないですか？
彼と元に戻りたいのなら、一旦言葉をグッと堪えることです。
褒め言葉ならいいですが、相手のプライドを刺激するようなセリフは言ってはいけません。
付き合いたての頃を思い出し、彼を愛のある言葉で包んであげてくださいね。
ちなみに、今すぐにでも伝えた方がいい愛の言葉は「ごめんね」です。
ポイント②：「かくあるべし」を捨てる
「かくあるべし」とは、「このようになって当たり前」という価値観や先入観のことです。
あなたは彼に対し、「絶対こうするのが彼氏の役目だ」という価値観を、押し付けてしまっていないでしょうか？
例えば
- 「男性から愛情をたくさん送るべきだ」
- 「デートも支払いも率先すべきだ」
- 「寂しい時はすぐに駆けつけるべきだ」
という風に。
この「かくあるべし」の感覚が常にあると、彼は正直つらいです。
- 本当は彼だってあなたにリードしてほしいのに、あなたは彼が頑張らないと喜ばない。
- 本当は彼もお金のやりくりがキツいのに、奢らないとあなたに嫌われるかもしれない。
- 本当は会いにきてほしいのに、迎えに行かないと会ってくれない。
もしかしたら、あなた以上に彼は悲しい思いをしているのかもしれません。
少しでも「あっ・・・しちゃってたかも」と思い当たることがあるなら、今すぐにでも「かくあるべし」を捨てましょう。
して当たり前だ、という考えがある限り、相手も自分も永遠に満たされることはありません。
それよりも、彼に対し「今まで〇〇してくれてありがとう」と伝えた方が、お互いに何倍も幸せになれます。
この記事を読んだら、電話でもLINEでもいいので、彼に「たくさんありがとう」と伝えてみてください。
関係性を良くしたいなら、感謝の言葉は何よりも大事です。
ポイント③：彼を放置する
ここは思い切って、彼を放置しましょう。
別れ話に決着をつけず、連絡も取らず、様子を伺うこともやめてください。
もちろんSNSをチェックするのもストップです。
「でも、彼を放置したらそのまま別れることになるのでは？」
と考えてしまうかもしれませんが、そうなった場合は仕方がありません。
乱暴な考えになりますが、放置して離れていくなら、彼は付き合うことにもともと疲れていたということ。
そんな人をいつまでも追いかけていては、彼にとっても迷惑ですし、あなたも何倍にも疲れるだけ。
ただ、もしあなたが１ヶ月ほど彼を放置できたなら、関係性は徐々に修復できていきます。
なぜなら、彼があなたに構って欲しくなるからです。
別れるかどうかを議論していたのに、あなたが急に姿を消します。
彼にとってはとても気になることですし、気になるということは、もはやそれが答えなんです。
「あ、俺は別れたくなかったんだ」と。
彼がはっきりと別れるかどうかを決めないなら、気づくまであなたが姿を消せばいい。
荒療治ではありますが、いつまでもウダウダするよりも効果は早く出ます。
ちなみに、もし彼が離れてしまい、別れることになった場合は、ここで一旦終止符を打ちます。
そして次にあなたがすることは、彼と友達になり、その延長線上で復縁を目指すこと。
復縁する方法はこちらにたくさん書いています。
一旦関係性をリセットしたほうが、ラブラブになれる可能性は高いのです。
お互い一度まっさらになって、少しでも成長した後にまた付き合った方が、幸せになれると思いませんか？
放置と復縁は、かなり勇気がいることです。
だからこそ、それをやり遂げる女性は少ない。つまり、希少な存在です。
彼にとっての特別な女性になってみませんか？
あなたなら、できると思います。
まとめ
今回は
- 【男性心理】「別れても別れなくてもどっちでもいい」の本音とは？
- 【判断基準】「どっちでもいい」という彼氏とはもう別れた方がいい？
- 【やり直したい】どっちつかずの彼と、もう一度やり直すには？
以上の３つより記事を構成しました。
「彼はあなたと別れるつもりはない」
私はそう言いました。
別れるつもりがあるなら、そもそも「どちらでもいい」という言葉を言わないからです。
だとすれば、あとはあなたが決めてしまっていい。
不満があるなら別れればいいですし、好きで受容できるならそのままでいいのです。
男性の思考は、あなたが思っているよりもシンプルで単純。
ならば、あなたも複雑に考えず、今の彼を受け入れられるかどうかで決めてしまっていいのではないでしょうか。
そのほうが、確実に後悔することは減りますよ。
これからも、あなたの素敵な恋愛を応援しています。
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